(87)寂連法師(じゃくれんほうし)
こんにちは、教室長のこうちです。
今日はとってもいいお天気!
風も弱く、桜がとっても輝いて見えますね!
明日は雨だそうなので、今日にお花見をしてしまってもいいかもしれません!
さて、本日の一首は、、、
(87)寂連法師
【村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ】
寂連法師は、出家する前の名を藤原定長といいました。
藤原定長は、養子として藤原俊成のところへ来ましたが、
その後、藤原俊成に子どもが生まれ、将来の期待もされなくなりました。
藤原俊成の家は、「御子左家」という歌の流派で有名で、
なかなか子どもができないため、養子として藤原定長を養子に迎え入れたのでした。
しかし、子どもが生まれ藤原俊成はその子に将来を期待し、
御子左家を継がせようよ決めたのです。
(ああ、私はもう必要なんだな・・・)
と感じた定長は、出家することを決めました。
寂連法師となり、京都の嵯峨に移り住みました。
僧になり、ゆったりと過ごしていたある日、
後鳥羽上皇から使いがやってきて、「一流の歌人が集まる歌合わせに来てほしいのです。」
とお誘いを受けました。
上皇からのお誘いを断るわけにはいきません。
出向いた歌合わせで詠んだ歌がこの歌なのです。
「寒い季節に降るにわか雨。その雨のしずくが乾かない間に、
杉やひのきの葉から、白く霧が立ち上ってくる秋の夕暮れであることよ。」
もの悲しい気がする秋の夕暮れ。
そんな夕暮れをさらに、霧によって憂鬱とさせる情景を見事に詠んだ歌といえるでしょう。
和歌や俳句、川柳などを詠んで思うのが、
よく状況を少ない文字で表現することができるなあと感心します。
お~いお茶のパッケージにも川柳が載っていますが、
現代にもとても上手に言い表す人たちがたくさんいるんだなあ・・・と
尊敬してしまいますね!
お~いお茶の川柳は、ネットから応募できるみたいなので
興味がある人は、チャレンジしてみてくださいね!
春休みがやってきました!
ついに春休みですね!
今日は、お天気もよく桜も満開だったりするので
出かける人も多いのではないでしょうか?
しかし、中学生は春休みの宿題・・・出ていますよね?
夏休みや冬休みよりは、少ないでしょうが
気がつけば、春休みもすぐに終わってしまいますよ!
明日からやろう・・・ではなく、
今少しだけやろう!と続けて早く終わらせましょうね!
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